問57 2012年1月学科
問57 問題文択一問題
取引相場のない株式の相続税評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.類似業種比準価額の比準要素は、1株当たりの配当金額、年利益金額および簿価純資産価額である。
2.同族会社の株式を同族株主以外の株主が相続により取得した場合、その取得した株式の価額は、原則として配当還元方式により評価する。
3.土地保有特定会社または株式保有特定会社の株式を同族株主が相続により取得した場合、その取得した株式の価額は、原則として純資産価額方式により評価する。
4.土地保有特定会社とは、その会社の純資産における土地保有割合が50%以上である会社をいう。
問57 解答・解説
非上場株式の相続税評価に関する問題です。
1.は、適切。類似業種比準方式では、1株当たりの「配当金額、利益金額、純資産価額」を比準要素として評価額を決定します。
2.は、適切。同族会社(同族株主のいる会社)の株式を、同族以外の株主が相続した場合、配当還元方式で評価します。
3.は、適切。土地保有特定会社や株式保有特定会社の株式を同族株主が相続した場合は、純資産価額方式で評価します。
4.は、不適切。会社の総資産価額に占める土地保有割合(相続税評価額ベース)が70%以上の場合、土地保有特定会社とされ、純資産価額方式により評価されます(会社の規模によっては90%以上となる場合も有り)。
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