2級FP過去問解説　問47　2012年1月学科

不動産の取得等に係る税金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

１．売買により土地を取得して所有権移転登記を受ける場合の登録免許税の課税標準は、実際の取引価格である。

２．不動産の譲渡に関する契約書に、印紙を貼付していなくても、当該契約書の効力に影響はない。

３．不動産取得税は、原則として、不動産を取得した者に対して当該不動産所在の都道府県が課税する。

４．相続により不動産を取得した場合、不動産取得税は課されない。

不動産取得税・印紙税・登録免許税に関する問題です。

１．は、不適切。所有権移転登記に係る登録免許税の課税標準は、固定資産課税台帳登録価格です。

２．は、適切。契約書に収入印紙が貼付されていない場合、契約書の効力には影響はありませんが、印紙税額の3倍（納付しなかった印紙税額＋印紙税額の2倍相当額）の過怠税が課されます。

３．は、適切。不動産取得税は、不動産を取得した者に対して、その不動産がある都道府県が課税します。

４．は、適切。不動産取得税は、個人が相続により不動産を取得した場合は課税されません（相続税の課税対象）。

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