問39 2012年1月学科
問39 問題文択一問題
消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.消費税は、納税義務者と税金の負担者が異なる間接税である。
2.新たに設立された法人は、資本金の額にかかわらず、設立後1期目および2期目の事業年度は、免税事業者となることができる。
3.基準期間の課税売上高が50,000千円以下の事業者は、簡易課税制度の適用を受ける旨の届出を適正に行っている場合、課税期間について簡易課税制度が適用される。
4.課税期間の短縮を行っていない個人事業者が行う消費税の確定申告に係る申告期限は、翌年の3月31日である。
問39 解答・解説
消費税に関する問題です。
1.は、適切。消費税は、納税義務者と税金の負担者が異なる間接税です。
消費税や酒税は、一般の消費者が税金を負担していますが、実際に納税するのは販売業者ですよね(業者は税金を消費者から預かり、後日一括して納税する、という形式)。
2.は、不適切。新たに設立された法人のうち、資本金1,000万円以上の法人は、設立後1期目〜2期目の事業年度は、自動的に課税事業者となり、3期目以降は通常通り、前々事業年度(2年前)の課税売上高が1,000万円を超えているかで判断します。
3.は、適切。消費税の簡易課税制度は、「基準期間」の課税売上高が50,000千円以下の場合に選択できます。
ちなみに、消費税の基準期間は前々事業年度(2年前)です。
4.は、適切。個人事業者の消費税の課税期間は、所得税と同様に1月1日〜12月31日までで、申告期限は翌年の3月31日までです。
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