問24 2012年1月学科

問24 問題文と解答・解説

問24 問題文択一問題

一般的な債券投資に伴うリスクや留意点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.固定利付債の価格は、市場金利が上昇すると下落し、市場金利が低下すると上昇する。

2.投資している債券が、償還期日よりも前に償還された場合、運用機会の喪失を招くことがある。

3.発行体が同一の債券は、発行時期や利率などにかかわらず、常に同一の格付けが付される。

4.発行体の経営不安などにより、債券の利払いや償還金の支払いが遅延する懸念が高まった場合、その債券の価格は下落する。

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問24 解答・解説

債券投資のリスク・留意点に関する問題です。

1.は、適切。金利が上昇すると、以前の低い金利で発行された債券は人気がなくなるため価格は低下し、金利が低下すると、以前の高い金利で発行された債券の人気が高まるため、価格が上昇します。

2.は、適切。投資した債券が、償還期日よりも前に償還されると、本来得られていたはずの運用収益が得られなくなってしまい、運用機会の喪失となります。

3.は、不適切。発行体が同じ債券でも、発行時期や利率などにより、債務不履行等に陥る危険性が異なるため、信用格付けは異なります
経営・財政難な時期は当然債務不履行の懸念から格付けが下がりますし、経営・財政難な発行体は高金利な債券にしないと投資家に買ってもらえず、しかしそれによってさらに「そんな高金利でもちゃんと償還できるのか?」と懸念され、格付けが下がるわけです。

4.は、適切。債券投資では、債券の発行体である政府・地方自治体・企業等の経営不安・財政難等によって、債務不履行=デフォルト(利払いや償還金の支払遅延・不能)となる可能性が高まると、その債券の市場での取引価格は下落しますが、額面上の利率は変わらないため、取引価格に対する利回りは上昇します。

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