2級FP過去問解説　問23　2012年1月学科

株式投資信託の運用スタイルおよび運用手法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

１．パッシブ運用は、ベンチマークの動きと連動することにより、ベンチマークと同等の運用成績を目標にする運用スタイルである。

２．アクティブ運用は、ベンチマークを上回る運用成績を目標にする運用スタイルである。

３．バリュー投資は、ＰＥＲやＰＢＲなどの指標から、企業価値が株式市場で高く評価され、適正価格を上回る株価を維持していると判断した銘柄を選定し投資する手法である。

４．グロース投資は、売上高や利益の伸び率などから、今後高い成長が期待できると判断した銘柄を選定し投資する手法である。

投資信託の運用スタイル・運用手法に関する問題です。

１．は、適切。パッシブ運用とは、投資評価の基準となるベンチマークの動きと連動した運用成績を目指す運用スタイルです。

２．は、適切。アクティブ運用とは、投資評価の基準となるベンチマークを上回る運用成績を目指す運用スタイルです。

３．は、不適切。バリュー投資は、ＰＥＲやＰＢＲ等の指標や配当割引モデル等から見た株価の割安性に着目して、銘柄選択を行う運用スタイルです。
「適正価格を上回る株価」であれば、いずれその株価は下がると判断するため、「株価は割高」として投資しません。

４．は、適切。グロース投資は、売上高や利益の伸び率などの、企業等の成長性に着目して銘柄選択を行う運用スタイルです。

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