問2 2012年1月学科
問2 問題文択一問題
一般的なライフプランニングの手法、プロセスに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.キャッシュフロー表の作成において用いられる可処分所得は、一般に、年間の収入金額から社会保険料、所得税、住民税および生命保険料を控除した金額である。
2.キャッシュフロー表で金額が変動する可能性のある収入および支出項目は、合理的と思われる範囲で各項目に係る変動率(物価変動率等)を設定することも必要である。
3.個人のバランスシートを作成する際には、1年以内に支払いが発生する家賃や教育費等の支出見込額は、負債に計上しなくてはならない。
4.個人のバランスシートを作成する際には、株式等の金融資産や土地等の不動産は、作成時の時価ではなく取得価格で計上しなくてはならない。
問2 解答・解説
ライフプランニングの手法・プロセスに関する問題です。
1.は、不適切。キャッシュフロー表における可処分所得とは、年間の収入金額から社会保険料・所得税・住民税を控除した金額です(生命保険料は手取りに含むわけですね)。
2.は、適切。キャッシュフロー表を作成する際、年収や消費支出はインフレ等によって変動する可能性があるため、合理的な範囲で変動率(物価変動率等)を設定することが必要です。
3.は、不適切。負債とはいわゆる借金ですから、個人のバランスシートを作成する際、住宅ローンや教育ローン等は、負債に計上することになります。家賃や教育費等の1年以内の支出見込額は、バランスシートではなくキャッシュフロー表の支出項目に計上します。
4.は、不適切。個人のバランスシートを作成する際、株式等の金融資産や土地等の不動産は、作成時の時価で計上します。
時価で計上することで、住宅ローンの残りと不動産の資産価値を比較し、どの程度繰上げ返済すべきかを検討することができます。
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