問1 2012年1月学科
問1 問題文択一問題
世代別の資金運用等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.入社3年目のAさん(25歳)は、独身で日々の生活資金には余裕があり、他の世代よりも比較的リスク許容度も高いため、資産運用として、株式投資信託の毎月定額投資を始めた。
2.結婚3年目で第一子が誕生した会社員のBさん(31歳)は、子どもの将来の教育資金づくりとして、保険料が毎月定額払いのこども保険に加入した。
3.子どもが就職をしたため生活資金に余裕ができた自営業のCさん(50歳)は、老後資金準備のため、預金の一部で個人年金保険に加入した。
4.会社を定年退職したDさん(62歳)は、唯一の収入源である公的年金だけでは生活資金が不足することから、安定的な余裕資金を確実につくるため、退職金全額を上場株式に投資した。
問1 解答・解説
世代別の資金運用に関する問題です。
1.は、適切。若年の独身者は、他の世代よりも比較的リスク許容度が高いため、余裕資金での株式投資信託による資産運用は、有効な選択肢の1つです。
2.は、適切。こども保険(学資保険)への加入は、子どもの将来の教育資金づくりとして、有効な選択肢の1つです。
3.は、適切。個人年金保険への加入は、老後の資金準備として、有効な選択肢の1つです。
4.は、不適切。定年退職後は安定的な収入源が公的年金だけとなり、収入額も減少してしまいますが、このように許容リスクが低い状態で退職金全額を上場株式に投資すると、市場が暴落した際には一気にその影響を受け、生活が行き詰ってしまいます。
投資資金全額を1つの金融商品に投資することは、安定的な余裕資金を確実につくるためには、有効とはいえません。
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