問29 2011年9月実技(資産設計)
問29 問題文
誠さんは、下記<資料>の投資信託を購入したいと考えている。下記<資料>に基づき、この投資信託に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
<資料>[交付目論見書(抜粋)]
ファンドの名称:SAファンド
商品分類追加型投資信託/海外/株式/インデックス型
主要投資対象:外国の株式を実質的な主要投資対象(※)とします。
(※)「実質的な主要投資対象」とは、「外国株式MSCI−KOKUSAIマザーファンド」を通じて投資する、主要な投資対象という意味です。
投資方針
・外国の株式を実質的な主要投資対象とし、MSCI−KOKUSAI指数(円換算ベース・為替ヘッジなし)の中長期的な動きを捉える投資成果を目指します。
・実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。
・ファンドはマザーファンドを通じて投資するファミリーファンド方式で運用します。
(ア)SAファンドの運用手法は、パッシブ運用である。
(イ)SAファンドの投資資産の大半は、親投資信託受益証券である。
(ウ)SAファンドは為替ヘッジを行わないので、為替差損を回避できる。
問29 解答・解説
投資信託に関する問題です。
(ア)は、○。SAファンドの運用手法は、運用方針として「MSCI−KOKUSAI指数の中長期的な動きを捉える投資成果を目指す」とありますので、ベンチマークに沿った値動きを目指すパッシブ運用です。
(イ)は、○。親投資信託受益証券とは、複数のファンド(ベビーファンド)の資金を、合同運用するファンド(マザーファンド)の受益証券のことです。
※受益証券…利益の分配を受ける権利を表す証券
投資家はベビーファンドを購入し、各ベビーファンドはマザーファンドを購入して運用することになります。
SAファンドは、「マザーファンドを通じて投資するファミリーファンド方式」と記載されており、投資資産の大半は、マザーファンドの受益証券ということになります。
(ウ)は、×。為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避することですので、為替ヘッジのないSAファンドは、為替差損を回避できません。
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