問4 2011年9月実技(資産設計)
問4 問題文
債券の格付けに関する次の(ア)〜(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。
<参考:一般的な格付けの例>
AAA・・元利金支払いの確実性は最高水準
AA・・・確実性は極めて高い
A・・・・確実性は高い
BBB・・現在十分な確実性があるが、将来環境が大きく変化した場合影響を受ける可能性がある
BB・・・将来の確実性は不安定
B・・・・確実性に問題がある
CCC・・債務不履行になる可能性がある
CC・・・債務不履行になる可能性は極めて高い
C・・・・債務不履行になる可能性が極めて高く、当面立ち直る見込みがない
D・・・・債務不履行に陥っている
(ア)投資適格債といわれているのは、B(シングルB)格以上の債券である。
(イ)償還までの期間が同じ債券であれば、一般に、格付けが高いほど発行利率は低くなる。
(ウ)債券の格付けは、債券発行の引受証券会社が行っている。
(エ)投機的債券は、通称、「サムライ債」といわれている。
問4 解答・解説
債券投資に関する問題です。
(ア)は、×。格付けAAA〜BBBは投資適格とされ、これより下のクラス(BB以下)は投機的、または投資不適格とされます。
(イ)は、○。償還までの期間が同じ債券であれば、格付けが高いほど、きちんと償還される確実性が高い=低リスクとされるため、発行利率は低くなります。
(ウ)は、×。債券の格付けは、第三者である格付け機関が行っています(例:ムーディーズ、スタンダード&プアーズ)。
「引受証券会社」とは、証券の公募発行・売り出しの際に、販売を引き受ける証券会社のことですが、売れ残った場合には残りをその証券会社が買い取ることになります。
もし引受証券会社が格付けできると、とにかく高格付けにして売り抜けてしまおうとしちゃいますからね。
(エ)は、×。投機的債券は、通称「ジャンク債」といわれます(ジャンク=がらくた)。「サムライ債」は、海外企業が日本国内で発行する、円建ての債権のことです。
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