問4 2011年9月実技生保顧客資産相談業務

問4 問題文と解答・解説

問4 問題文

Mさんはまず,Aさんに対して,設例の生命保険の概要について説明した。MさんがAさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉のア〜クのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。

@) Aさんが現時点で死亡(不慮の事故以外)した場合に支払われる死亡保険金額は,20,000千円である。他方,Aさんが不慮の事故で180日以内に死亡した場合に支払われる死亡保険金額は,( 1 )千円である。

A)妻Bさんが病気により継続して10日間入院した場合に支払われる給付金の合計額は,( 2 )千円である。

B)リビング・ニーズ特約は,病気やケガの種類にかかわらず,被保険者の余命が6カ月以内と診断された場合,所定の範囲内で特約保険金を請求することができる特約である。この特約の保険金の支払に際しては,指定した保険金額からその保険金額の6カ月分の( 3 )が,また,貸付金がある場合には,その元利合計額が差し引かれる。

〈語句群〉
ア.利息  イ.利息および保険料相当額  ウ.保険料相当額  エ.30
オ.50   カ.60   キ.25,000   ク.30,000

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問4 解答・解説

    定期保険特約付終身保険に関する問題です。

    本問の生命保険契約の場合、被保険者のAさんが不慮の事故以外で死亡した場合、妻Bさんには、終身保険から200万円、定期保険特約から1,600万円、特定疾病保障定期保険特約から200万円が支払われます。
    よって、不慮の事故以外での死亡保険金合計額は、
    終身200万円+定期1,600万円+特定疾病200万円=合計2,000万円(20,000千円)です。

    「特定疾病保障定期保険特約」は、脳卒中・ガン・急性心筋梗塞になった際に保険金が支払われますが、死亡・高度障害状態に陥った際は、原因が特定疾病でなくても保険金が支払われる特約です。
    さらに、不慮の事故で180日以内に死亡した場合、災害割増特約と傷害特約が上乗せされます。

    よって、不慮の事故による死亡で支払われる死亡保険金合計額は、
    終身200万円+定期1,600万円+特定疾病200万円+災害500万円+傷害500万円
    =合計3,000万円(30,000千円) となります。
    ※災害割増特約:不慮の事故による死亡・高度障害が支払対象
    ※傷害特約:不慮の事故による死亡・身体障害が支払対象(障害の程度に応じて給付)

    また、妻Bさんが病気で継続入院した場合、疾病入院特約によって保険金が支払われます(災害入院特約はケガによる入院時が対象)が、妻の入院日額は被保険者Aさんの6割です。
    よって、妻が病気で10日間入院した場合の保険金合計額は、
    入院0.5万円×10日間×0.6=合計3万円(30千円)となります。

    次に、リビング・ニーズ特約とは、余命6ヶ月以内と診断された場合に死亡保険金を生きている間に受け取れる特約です。ただ、保険金全額ではなく、6ヶ月分の利息と保険料相当額を控除した額を特約保険金として受け取ることになります。
    生きてる間の保険料はちゃんと払ってもらうし、前払いになるんだから、その6ヶ月間の利息はあげませんよ、ということですね。

    従って正解は、(1) ク.30,000、(2) エ.30、(3) イ.利息および保険料相当額

第2問             問5
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