問9 2011年9月実技中小事業主資産相談業務
問9 問題文
X社
の所要運転資金の金額を求めなさい。計算過程を示し,答は千円単位とすること。
問9 解答・解説
企業の所要運転資金に関する問題です。
所要運転資金とは常時必要な運転資金の目安で、銀行融資の審査で用いられます。その会社がどれくらいの運転資金を必要とする事業構造なのかを算出し、所要運転資金の水準を確認するわけです。所要運転資金の計算式は以下の通り。
所要運転資金=売上債権(売掛金+受取手形)+棚卸資産−仕入債務(支払手形+買掛金)
※割引手形がある場合は売上債権に加算
よって、X社の所要運転資金の計算過程は以下の通りです。
売上債権=売掛金10,140千円+受取手形2,160千円+割引手形1,950千円=14,250千円
棚卸資産=商品24,400千円
支払債務=買掛金11,640千円+支払手形1,930千円=13,570千円
よって、所要運転資金=14,250+24,400−13,570=25,080千円 となります。
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】