問56 2011年9月学科

問56 問題文と解答・解説

問56 問題文択一問題

    家屋およびその附属設備等の相続税評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

    1.自用の家屋の価額は、原則として、1棟の家屋ごとにその家屋の固定資産税評価額によって評価する。

    2.家屋と構造上一体となっている設備の価額は、家屋の価額に含めて評価する。

    3.建築中の家屋の評価額は、課税時期までに投下された建築費用の合計額である。

    4.借家権の価額は、その権利が権利金等の名称をもって取引される慣行のない地域にあるものについては評価しない。

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問56 解答・解説

家屋とその附属設備等の相続税評価に関する問題です。

1.は、適切。自用家屋の相続税評価額は、1棟ごとの固定資産税評価額と同じです。
自用家屋の評価額=固定資産税評価額×1.0

2.は、適切。電気・ガス・衛生・給排水の設備などの、家屋と構造上一体となっている設備は、個別に評価せず、家屋の価額に含めて評価します。

3.は、不適切。建築中の家屋の評価額は、課税時期における建築費用現価の7割相当額です。
建築中の家屋の評価額=課税時期の費用現価×70%
※費用現価…それまで投下された建築費用の現在価値

4.は、適切。借家権は、権利金等の名称で取引される慣行のない地域では評価しません(借家権の価値ゼロ)。

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