問50 2011年9月学科
問50 問題文択一問題
Aさんは、投資額1億円で甲不動産へ投資することを検討中である。DCF法を用いた甲不動産への投資判断に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)に当てはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
DCF法を用いた投資判断の方法として代表的なものに、NPV(正味現在価値)法とIRR(内部収益率)法がある。
NPV法による甲不動産への投資判断においては、NPVが(
ア
)であれば、甲不動産への投資はAさんにとって有利であると判定される。
一方、IRR法による甲不動産への投資判断においては、投資期間におけるキャッシュフローのIRRが、甲不動産への投資に関しあらかじめ設定されたAさんの期待収益率を(
イ )のであれば、甲不動産への投資はAさんにとって有利であると判定される。
1.(ア)プラス
(イ)上回る
2.(ア)プラス (イ)下回る
3.(ア)マイナス (イ)上回る
4.(ア)マイナス (イ)下回る
問50 解答・解説
不動産の投資判断手法に関する問題です。
NPV法(正味現在価値法)は、資産が生み出す将来の収益の現在価値の合計から、初期投資額を差し引いて、投資の適否を判定する方法です。
つまり、初期投資額を引いてもプラスであれば、元本を超えて利益が出るということですから、投資合計よりも収益合計の方が大きい場合には、その投資は有利だと判定することになります。
また、IRR法(内部収益率法)は、不動産投資の内部収益率と投資家の期待する収益率(期待収益率)とを比較して、投資の適否を判定する方法です。
内部収益率が期待収益率を上回ると、その投資は有利だと判定することになります。
従って正解は、1.(ア)プラス (イ)上回る
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