問32 2011年9月学科
問32 問題文択一問題
所得税の各種所得の金額の原則的な計算方法として、最も不適切なものはどれか。
1.不動産所得の金額は、「総収入金額−必要経費」の算式により計算される。
2.給与所得の金額は、「収入金額−給与所得控除額」の算式により計算される。
3.一時所得の金額は、「総収入金額−その収入を得るために支出した金額の合計額−特別控除額(最高500千円)」の算式により計算される。
4.退職所得の金額は、「収入金額−退職所得控除額」の算式により計算される。
問32 解答・解説
各種所得の計算方法に関する問題です。
1.は、適切。不動産所得=不動産収入−必要経費 です。
なお、不動産収入には賃貸料の他、更新料や礼金を含みます(敷金や保証料のうち返還を要するものは含みません)。
2.は、適切。給与所得=給与収入−給与所得控除額 です。
給与所得控除は必要経費に相当するもので、給与収入額に応じて決められています。
3.は、適切。一時所得=収入金額−収入を得るために支出した金額−特別控除50万円 です。
なお、総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象です。
4.は、不適切。退職所得=(退職収入−退職所得控除額)×1/2 です。
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