問7 2011年9月学科
問7 問題文択一問題
Aさんによる老齢基礎年金の支給繰上げの請求または支給繰下げの申出に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、Aさんは、生年月日が昭和29年9月2日(57歳)で、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしているものとする。
1.Aさんが60歳到達月に支給繰上げの請求をした場合、Aさんが受給する老齢基礎年金の額は30%減額される。
2.Aさんが支給繰上げの請求をした場合、請求後にその請求の取消しまたは受給開始年齢の変更をすることはできない。
3.Aさんが支給繰上げの請求をしていなかった場合、65歳到達月の翌月から支給繰下げの申出をすることができる。
4.Aさんが付加年金を受給できる場合、老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすると、付加年金も繰り下げて支給される。
問7 解答・解説
老齢基礎年金の繰上げ・繰下げに関する問題です。
1.は、適切。60歳到達月に支給繰上げの請求をした場合、本来65歳が支給開始年齢ですから、5年分の繰上げです。
繰上げによる減額率は月0.5%ですから、0.5%×12ヶ月×5年=30%減額されます。
2.は、適切。年金の支給繰上げ・繰下げをした場合、取消しや受給開始年齢の変更はできません。
3.は、不適切。年金の繰下げができるのは、66歳到達以後です。
4.は、適切。付加年金を受給できる場合、年金の支給繰上げ・繰下げをすると、付加年金も連動して繰上げ・繰下げ支給されます。
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