問38 2011年5月実技(資産設計)
問38 問題文
預金保険制度に関して、FPの楠本さんが行った次の説明の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。
「仮に、平成23年10月にJX銀行(日本国内に本店のある普通銀行)が破綻したとすると、則夫さんがJX銀行に保有している預金等(下記<資料>参照)のうち、預金保険制度で保護される金額(最大金額)は( ア )です。」
<資料>
<則夫さんがJX銀行に保有する金融商品の明細>
(1)
個人用の預金等
普通預金 :150万円(決済用預金ではない)
定期預金
:320万円
投資信託
:120万円(主として国内株式を投資対象とするものである)
個人向け国債: 60万円
(2)
平尾商店の事業用預金
当座預金 : 80万円
定期預金
:500万円
注:利息については考慮しないこと。また、則夫さんはJX銀行からの借入れはない。
1. 1,000万円
2. 1,050万円
3. 1,080万円
4. 1,110万円
問38 解答・解説
預金保険制度に関する問題です。
銀行が破綻した場合、預金保険制度により、預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息等が保護されます(利息のつかない決済用預金は全額保護)。
資料のうち、投資信託と個人向け国債は、預金ではないため預金保険制度の対象外です。また、当座預金は利息のつかない決済用預金ですので、全額保護されます。
よって、元本1,000万円までとなるのは、普通預金150万円・定期預金320万円・事業用の定期預金500万円です。
よって、150万円+320万円+500万円=970万円 となります。
従って、預金保険制度で保護される金額(最大金額)は、
970万円+当座預金80万円=1,050万円
従って正解は、2.1,050万円
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