問32 2011年5月実技(資産設計)
問32 問題文
豊さんは、会社の同僚が長期入院していることもあって、医療費が高額になった場合に自己負担額がどうなるのかについて、FPの東さんに質問をした。東さんが説明した全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の高額療養費に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
(ア)高額療養費は、医療費の自己負担額が自己負担限度額を超えた場合に、原則として請求をしなくても支給される。
(イ)高額療養費の自己負担額は、差額ベッド代や入院時の食事代などを含めた医療に係るすべての費用を対象とする。
(ウ)高額療養費は原則として1レセプトごとに適用され、その自己負担限度額は年齢や所得に応じて定められている。
問32 解答・解説
高額療養費に関する問題です。
(ア)は、×。同じ病院で1ヶ月に支払った医療費が、自己負担限度額を超えた場合、申請手続きをすることで、高額療養費として超えた分の金額が払い戻されます。
(イ)は、×。高額療養費の算定における一部負担金(自己負担額)には、入院時の食事代や保険適用外の差額ベッド代は含まれません。
よって、高額療養費制度を利用しても、入院時の食事代や差額ベッド代は自分自身で負担することになります。
(ウ)は、○。高額療養費は1レセプト(診療報酬明細書)ごとに適用されます。また、自己負担限度額は、世帯の所得と被保険者の年齢で区別されているため、70歳未満と70歳以上75歳未満で異なります
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