問40 2011年5月学科
問40 問題文択一問題
企業の財務面における安全性を示す各指標に関する一般的な次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.当座比率は、短期の負債に対する支払能力を判断するための指標であり、当該比率が低い方が望ましいとされる。
2.固定比率は、設備投資等の固定資産への投資が、自己資本によってどの程度賄われているかを判断するための指標であり、当該比率が低い方が望ましいとされる。
3.自己資本比率(株主資本比率)は、総資産に対する自己資本(株主資本)の割合を示したものであり、当該比率が低い方が財務の健全性が高いと判断される。
4.売上債権回転期間は、商品などを販売してから売上債権が回収されるまでの期間を示したものであり、当該期間が長くなると、経営効率や投下資金の運用効率が良くなっていると判断される。
問40 解答・解説
企業の財務の安全性を示す指標に関する問題です。
1.は、不適切。当座比率は、短期の支払能力を判断する指標で、当座比率が高いほど短期的な支払能力が高く望ましい状態といえます。
計算式:当座比率(%)=(当座資産
÷
流動負債)×100
2.は、適切。固定比率は、設備投資等の固定資産への投資が、自己資本でどの程度賄われているかを判断する指標です。
計算式:固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100
固定比率が低い方が、借金をあまりしないで投資できているということですので、望ましい状態といえます(固定比率100%を超えると他人資本に依存)。
3.は、不適切。自己資本比率(株主資本比率)は、総資産に対する自己資本(株主資本)の割合のことで、自己資本比率が高い方が負債の割合が低く、財務の健全性が高いと判断されます。
4.は、不適切。売上債権回転期間は、商品などを販売してから売上債権(商品代金)が回収されるまでの期間のことです。
売上債権回転期間が長くなると、なかなか商品代金を回収できなくなっているということですから、経営効率や投下資金の運用効率が悪くなっていると判断されます。
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