2級FP過去問解説　問22　2011年5月学科

国内の金融機関が取り扱う預貯金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

１．期日指定定期預金は、据置期間が１年であり、据置期間経過後から、最長預入期日までの任意の日を満期日として指定することができる。

２．ゆうちょ銀行の定期貯金の利子は、預入期間３年未満は単利で、３年以上は半年複利で計算される。

３．決済用預金は、「無利息」・「要求払い」・「決済サービスを提供できること」という３つの条件を満たした預金であるが、法人向けのみとなっており、個人で利用できる決済用預金はない。

４．貯蓄預金は、給与、年金等の自動受取口座や公共料金等の自動支払口座に指定できない。

預貯金に関する問題です。

１．は、適切。期日指定定期預金は、据置期間である1年経過後から、最長預入期日までの任意の日を満期日として指定できます。

２．は、適切。ゆうちょ銀行の定期貯金は、あらかじめ預入期間を指定して預け入れる貯金で、預入期間３年未満は単利、３年以上は半年複利です。

３．は、不適切。決済用預金の３条件は、無利息・要求払い・決済サービスの提供で、法人向けだけでなく、個人でも利用可能です。

４．は、適切。貯蓄預金は、普通預金同様いつでも入出金可能で、基準残高額以上なら金利が優遇されます。
ただし、給与や年金等の受取口座や、公共料金等の支払口座に指定できません。

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