問11 2011年5月学科
問11 問題文択一問題
保険契約者保護制度に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.保険契約者保護機構が、破綻した保険会社の契約者等を保護するために負担する資金援助等の財源は、会員である保険会社各社ではなく、国が拠出している。
2.保険契約者保護機構には、消費生活協同組合法に基づく共済制度(全労済や県民共済等)や少額短期保険業者も加入している。
3.日本国内で営業する生命保険会社および損害保険会社であっても、外国に本社がある保険会社は、保険契約者保護機構への加入が義務付けられていない。
4.民営化後に加入したかんぽ生命保険の契約は、生命保険契約者保護制度による補償の対象となる。
問11 解答・解説
保険契約者保護機構に関する問題です。
1.は、不適切。保険契約者保護機構は、破綻した保険会社の保険契約の移転や補償対象保険金の支払における資金援助等を行いますが、その財源は、会員である保険会社各社からの負担金です。
2.は、不適切。全労済や県民共済等の共済や少額短期保険業者は、保険契約者保護機構の対象外です。
3.は、不適切。外国に本社がある保険会社も、日本国内で営業する場合は、保険契約者保護機構への加入が義務付けられています。
4.は、適切。かんぽ生命保険は、民営化前の契約は政府補償対象ですが、民営化後の契約は、生命保険契約者保護機構の補償対象となります。
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