問10 2011年5月学科
問10 問題文択一問題
企業の資金調達に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.資金調達は、月次ベースでの資金繰りだけを考慮しても、月の途中で一時的に資金不足となることもあるため、日次ベースの資金繰りも考慮したうえで行う必要がある。
2.少人数私募債は、親族や取引先等の縁故者(50人未満)を対象として、企業が社債を発行して資金を調達する方法である。
3.設備投資は、一般に、多額の資金が必要となるため、その投資効果や中長期的な資金繰りを十分に検討したうえで、資金の調達計画を考える必要がある。
4.金融機関からの借入れによる資金調達は、キャッシュフロー計算書のうち、「投資活動によるキャッシュフロー」に反映される。
問10 解答・解説
企業の資金調達に関する問題です。
1.は、適切。企業の資金調達は、月の途中での一時的な資金不足を回避すべく、月次ベースだけでなく、日次ベースの資金繰りも考慮して行う必要があります。
2.は、適切。少人数私募債とは、親族、知人、取引先などの縁故者(50人未満)に、企業が社債を発行して資金調達する方法です。
一般に中小企業が発行するもので、無担保です。
3.は、適切。多額の資金が必要となる設備投資は、投資効果や中長期的な資金繰りを十分に検討したうえで、資金の調達計画を考える必要があります。
中長期的な資金繰りが厳しくなると、製品を作る工場はあっても原料を仕入れる現金がない、ということになりかねません。
4.は、不適切。金融機関からの借入れによる資金調達は、キャッシュフロー計算書のうち、「財務活動によるキャッシュフロー」に反映されます。
キャッシュフロー計算書は、企業の収入と支出(キャッシュフロー(CF))を営業活動・投資活動・財務活動ごとに区分して表示したものです。
営業CF : 本業による収入と支出
投資CF : 固定資産や株・債券などの取得・売却時の収入と支出
財務CF : 借入金による調達や返済、自社の株や債権に関する収入と支出
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