問7 2011年5月学科
問7 問題文択一問題
確定拠出年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.国民年金の第3号被保険者は、個人型年金加入者になることはできない。
2.企業型年金に拠出された掛金は、事業主の指図に基づいて運用される。
3.事業主が企業型年金に拠出した掛金は、その全額を損金の額に算入することができる。
4.通算加入者等期間が10年に満たない場合、老齢給付金の支給は60歳よりも遅れて開始される。
問7 解答・解説
確定拠出年金に関する問題です。
1.は、適切。国民年金の第3号被保険者は、確定拠出年金に加入できません。ただし、第3号被保険者となる以前に確定拠出年金に加入していた場合は、個人型年金の運用指図者(掛金の拠出をせず運用指図だけ行う)となります。
2.は、不適切。確定拠出年金の掛金は、企業型・個人型のいずれも、加入者自身の指図に基づいて運用されます。
3.は、適切。企業型年金に係る事業主掛金の額には、拠出限度額が設けられており、限度額以内なら全額損金算入できます。
なお、個人型にも掛金限度額があり、限度額までは小規模企業共済等掛金控除として所得控除できます。
4.は、適切。確定拠出年金の加入者期間が、合算して10年以上あれば、60歳から老齢給付金を受給できますが、10年に満たない場合は60歳よりも遅れて支給されます。
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