問2 2011年5月学科
問2 問題文択一問題
一般的なライフプランニングの手法、プロセスに関する次の記述のうち、最も不適切なもの
はどれか。
1.ライフプランニングにおける可処分所得には、一般に、年間の収入金額から社会保険料、所得税および住民税を控除した金額を使用する。
2.キャッシュフロー表は、ライフイベント表に基づき、今後の収支状況を予測し、貯蓄残高の推移を記載することで、家計の分析・見直し、改善に利用する。
3.キャッシュフロー表の作成において、必要となる資金を計上する場合には、子どもの年齢に応じた教育資金(入学金や授業料など)等に留意する必要がある。
4.個人バランスシートの作成において、株式等の金融資産や自宅不動産は、作成時の時価ではなく、取得価額で計上しなくてはならない。
問2 解答・解説
ライフプランニングの手法・プロセスに関する問題です。
1.は、適切。ライフプランニングにおける可処分所得とは、いわゆる手取り年収のことで、年収から社会保険料・所得税・住民税を控除したものです。
可処分所得=年収−(社会保険料+所得税+住民税)
2.は、適切。キャッシュフロー表は、ライフイベントに基づく今後の収支状況と貯蓄残高の推移を記載したもので、家計の分析・見直し、改善に利用します。
3.は、適切。キャッシュフロー表に必要資金を計上する場合には、子どもの年齢に応じた教育資金(入学金や授業料など)等に留意する必要があります。
4.は、不適切。個人のバランスシートを作成する場合、株式等の金融資産や自宅不動産は、取得価額ではなく、作成時の時価で計上する必要があります。
取得価額で計上してしまうと、購入時よりも価格が下落していることが多い自宅不動産等の現在の価値が反映されず、正しい家計の資産状況を把握できなくなってしまいます。
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