第5問 2011年1月実技個人資産相談業務

第5問 問題文と資料

第5問 問題文

次の設例に基づいて,下記の各問(《問13》〜《問15》)に答えなさい。

《設 例》
Aさんは今年70歳になるため,自分の相続のことについてファイナンシャル・プランナーに相談しようと考えている。Aさんに子はなく,現時点(平成23年1月23日)における推定相続人は妻Bさんと96歳になる母Dさんの2人で,〈親族関係図〉および〈自宅兼花屋の建物およびその敷地の状況〉は,下記のとおりである。

Aさんは,68歳の時に仕事をリタイアして現在は無職であるが,同一生計である妻Bさんは,5年前から自宅のある建物の1階で花屋を個人経営している。また,母Dさんが2年ほど前から認知症がひどく老人ホームに入所していることから,Aさんは,状況によっては成年後見制度を利用する必要性を感じている。

Aさんの主な財産は,自宅兼花屋のある建物およびその敷地であり,基本的にはそのすべてを妻Bさんに相続させるつもりでいる。一方で,その敷地の一部は,Aさん夫婦と同居していないが,母Dさんの介護などで世話になっている妹Eさんおよび弟Fさんに遺贈することも検討している。

なお,Aさんおよびその親族は日本国内に住所を有し,Aさんが所有する財産はすべて日本国内にある。

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第5問 資料

    〈親族関係図〉
      

    〈自宅兼花屋の建物およびその敷地の状況〉
      所有者         : 建物,敷地ともにAさんの所有
      建物の面積     : 各階の床面積はすべて同じ
      建物の利用状況 : 1階は妻Bさんが経営する花屋(賃料は無償)
                                 2階,3階はAさんと妻Bさんの居住用(自宅)部分

              
     
      敷地の面積 : 360u
      敷地の相続税評価額 : 180,000千円
       (「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」の適用前)

    ※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。

問12             問13
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