問56 2011年1月学科
問56 問題文択一問題
取引相場のない株式の相続税評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.評価会社の議決権総数の50%超の議決権を有する株主グループに属する同族株主が相続により取得した株式の価額は、配当還元方式により評価する。
2.類似業種比準方式における比準要素には、1株当たりの配当金額、1株当たりの利益金額および1株当たりの純資産価額がある。
3.規模区分が中会社と判定された評価会社(特定の評価会社ではない)の株式を同族株主が取得した場合、当該株式の価額は、原則として、類似業種比準方式と純資産価額方式の併用方式により評価する。
4.土地保有特定会社または株式保有特定会社に該当する評価会社の株式を同族株主が取得した場合、当該株式の価額は、原則として、純資産価額方式により評価する。
問56 解答・解説
非上場株式の相続税評価に関する問題です。
1.は、不適切。議決権総数の50%超の株主グループに属する同族株主が相続で取得した株式は、原則的評価方式(純資産価額と類似業種比準方式の併用)で評価します。
2.は、適切。類似業種比準方式では、1株当たりの「配当金額、利益金額、純資産価額」を比準要素として評価額を決定します。
3.は、適切。中会社の株式を同族株主が取得した場合、原則的評価方式(類似業種比準と純資産価額方式の併用)で評価します。
4.は、適切。土地保有特定会社や株式保有特定会社の株式を同族株主が取得した場合は、純資産価額方式で評価します。
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