問51 2011年1月学科

問51 問題文と解答・解説

問51 問題文択一問題

    養子に係る民法上の規定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

    1.養子は、縁組の日から養親の嫡出子の身分を取得する。

    2.未成年者を養子にする場合には、原則として、市町村長の許可を得なければならない。

    3.特別養子縁組の成立には、原則として、養子となる者の父母の同意がなければならない。

    4.特別養子縁組が成立した場合、原則として、養子と実方の父母との親族関係は終了するため、実方の父母の相続人とならない。

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問51 解答・解説

民法上の養子に係る規定に関する問題です。

1.は、適切。養子になると、養子縁組の日から養親の嫡出子(籍を入れた夫婦の子)としての身分を取得します。

2.は、不適切。未成年者を養子にする場合、家庭裁判所の許可が必要です(自分か配偶者の直系卑属(自分の孫や連れ子など)を養子にする場合を除く)。

3.は、適切。特別養子縁組とは、養子が戸籍上も実親との親子関係を断絶し、実子と同じ扱いとする縁組で、成立には実の父母の同意が必要です。

4.は、適切。特別養子縁組が成立した場合、実の父母との親族関係は終了するため、実の父母の相続人となりません。

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