2級FP過去問解説　問46　2011年1月学科

建築基準法上の規制に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

１．建築物の敷地が建ぺい率の制限を受ける２つの異なる地域にわたる場合の敷地全体の建ぺい率は、敷地の過半を占める地域の建ぺい率が適用される。

２．都市計画区域内においては、建築物の敷地は、建築基準法に規定する幅員２ｍ以上の道路に４ｍ以上接していなければならない。

３．用途地域のうち工業専用地域においては、原則として、住宅を建築することはできない。

４．防火地域内において耐火建築物の建築をするときは、原則として、容積率の緩和を受けることができる。

建築基準法上の規制に関する問題です。

１．は、不適切。敷地が建ぺい率が異なる地域にわたる場合、敷地全体の建ぺい率は、敷各地域の建ぺい率を加重平均して適用されます。

２．は、不適切。都市計画区域内・準都市計画区域内では、建築物の敷地は、建築基準法に規定する幅員４ｍ以上の道路に２ｍ以上接している必要があります（接道義務）。

３．は、適切。用途地域のうち工業専用地域には、住宅・飲食店・学校・病院等は建築不可です（住宅は工業専用地域以外には建築可能です）。

４．は、不適切。防火地域内において耐火建築物を建築する場合、建ぺい率の10%緩和を受けることができます。

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