問10 2011年1月学科
問10 問題文択一問題
企業の資金調達に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.企業が振り出した手形・小切手が金融機関に支払いのために呈示された場合に、当座預金の残高が不足していても金融機関がその支払いに応じる融資形態を、「当座貸越」という。
2.外貨建ての借入れに先物為替予約によるリスクヘッジをした融資形態を、「先物予約付インパクトローン」という。
3.「少人数私募債」は、親族、知人、取引先などの縁故者(50人未満)を対象として、企業が社債を発行して資金調達する方法である。
4.「第三者割当増資」は、特定の既存株主に限定して、新株引受権を与えて株式を発効して、資金調達する方法である。
問10 解答・解説
企業の資金調達に関する問題です。
1.は、適切。当座貸越とは、企業の当座預金の残高が不足していても、企業が振り出した手形・小切手を、金融機関が支払う融資形態です。
2.は、適切。先物為替予約とは、将来の一定の期日を受渡し時点として行う為替売買取引で、インパクトローンは、企業が為替リスクを回避する等のために、外貨で資金調達する方法です。
3.は、適切。少人数私募債とは、親族、知人、取引先などの縁故者(50人未満)に、企業が社債を発行して資金調達する方法です。
一般に中小企業が発行するもので、無担保です。
4.は、不適切。第三者割当増資は、株主であるか否かを問わず、特定の第三者に新株引受権を与えて株式を発効して、資金調達する方法です。
会社の株主資本を充実させ、財務内容を健全化させることが出来ますが、既存の株主には持株比率が低下する等の不利益を被る恐れもあります。
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