問6 2011年1月学科
問6 問題文択一問題
老齢厚生年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.特別支給の老齢厚生年金を受給するためには、厚生年金保険の被保険者期間が1年以上あり、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていることなどの要件を満たす必要がある。
2.厚生年金保険の被保険者に支給される特別支給の老齢厚生年金は、在職老齢年金の仕組みが適用され、年金額の一部または全部が支給停止となる場合がある。
3.老齢厚生年金の額の計算の基礎となる被保険者期間が10年以上ある者に65歳未満の配偶者がいる場合、その者に支給される老齢厚生年金には、加給年金額が加算される。
4.66歳以降に老齢厚生年金の支給繰下げの申出をした場合、年金額は繰下げ1ヵ月当たり0.7%の割合で増額される。
問6 解答・解説
老齢厚生年金に関する問題です。
1.は、適切。特別支給の老齢厚生年金の受給要件は、厚生年金の被保険者期間1年以上、老齢基礎年金の受給資格期間(25年)を満たしていることなどです。
2.は、適切。特別支給の老齢厚生年金は、在職老齢年金の適用により、賃金の額に応じて年金額の一部または全額支給停止となる場合があります。
3.は、不適切。加給年金額が加算されるのは、老齢厚生年金の被保険者期間が20年以上ある者で、一定の要件(配偶者が65歳未満等)を満たす場合です。
4.は、適切。年金の支給繰下げをした場合、1ヵ月当たり0.7%増額されます。
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