問35 2010年9月実技(資産設計)

問35 問題文と解答・解説

問35 問題文

    文雄さんは、将来、配偶者控除が廃止されたと仮定した場合に、所得税がいくら増えるのかFPの山下さんに質問した。この質問に対する山下さんの下記のコメントの空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、文雄さんは、合計所得金額が1,000万円を超えているため、配偶者特別控除の適用は受けられないものとする。

    「まず、来年、配偶者控除が廃止されると仮定した場合の影響について考えてみましょう。配偶者控除以外、現在の税制に変更はないものとします。ここで、今年も来年も文雄さんには給与所得以外の所得はなく、かつ、『配偶者控除以外の所得控除を差し引いた後の課税総所得金額』が800万円であるとすると、配偶者控除の廃止により、文雄さんの所得税額は( ア )増えるものと思われます。」

    <所得税の速算表>
     
    (注)課税される所得金額の1,000円未満の端数は切捨て

    1. 38,000円
    2. 76,000円
    3. 87,400円

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問35 解答・解説

所得税の配偶者控除に関する問題です。
所得税の配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が38万円以下の配偶者であれば適用され、控除額は38万円です。

ここで、『配偶者控除以外の所得控除を差し引いた後の課税総所得金額』が800万円であるとするわけですから、800万円から配偶者控除を差し引くかどうかで、所得税を比較します。

●配偶者控除有り
課税総所得金額=800万円−38万円=762万円
所得税額=7,620,000円×23%−636,000円=1,116,000円

●配偶者控除無し
課税総所得金額=800万円
所得税額=8,000,000円×23%−636,000円=1,204,000円

よって、配偶者控除廃止により増す税負担額=1,204,000円−1,116,000円=87,400円

従って正解は、3. 87,400円

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