問32 2010年9月実技(資産設計)
問32 問題文
智子さんの母親の和子さんは、昭和20年12月20日生まれで、今年65歳になる。和子さんの公的年金加入歴および老齢基礎年金の平成22年度価額などが以下のとおりであるものとした場合、和子さんに65歳から支給される老齢基礎年金の額として、正しいものはどれか。
<和子さんの国民年金加入歴>
第1号被保険者:昭和47年6月〜昭和61年 3月 13年10ヵ月
第3号被保険者:昭和61年4月〜平成17年11月 19年 8ヵ月
※上記加入期間に保険料免除期間および未納期間はないものとする。また、被用者年金制度の加入期間はないものとする。
<その他>
・
老齢基礎年金 平成22年度価額(満額) 792,100円
・ 加入可能年数 40年
・
年金額の端数処理
年金額の計算過程においては、円未満を四捨五入し、年金額については50円未満の端数が生じたときは、これを切り捨て、50円以上100円未満の端数が生じたときは、これを100円に切り上げるものとする。
1. 273,900円
2. 389,500円
3. 663,400円
4. 792,100円
問32 解答・解説
老齢基礎年金に関する問題です。
老齢基礎年金額の計算式は、数字が年度によって変わるため、以下のように説明します。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
まず、問題文にあるように平成22年度の満額の基礎年金額は、792,100円。
次に、保険料納付済月数ですが、未納期間や免除期間はないため、13年10ヶ月と19年8ヶ月の合計が、保険料納付済月数となります。
よって、保険料納付済月数=(13年+19年)×12+10ヶ月+8ヶ月=402ヶ月 です。
また、問題文にある通り、「加入可能年数」は40年です。
以上により、
智子さんの老齢基礎年金=792,100円×402/(40年×12)
=663383.75≒663,400円
(50円未満を切捨て、50円以上100円未満は100円に切上げ)
従って正解は、3. 663,400円
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