問13 2010年9月実技(資産設計)
問13 問題文
次の(ア)〜(エ)の記述について、下記<資料1>の保険より保険金が支払われるものとして、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、(ア)〜(エ)の文末の( )は、<資料1>の[補償内容]を示している。
<資料1:高橋聡さんの保険契約内容>(一部抜粋)
証券番号:*********
保険種類:家庭用自動車総合保険
保険期間:平成22年1月15日から平成23年1月15日まで
車名 :**
補償の対象となる運転者:35歳以上補償 本人・配偶者に限定
[補償内容]
対人賠償 :無制限
対物賠償 :無制限(免責金額なし)
人身傷害 :5,000万円
無保険車傷害:2億円
搭乗者傷害 :1,000万円
車両 :一般車両 200万円(免責金額なし)
特約 :代車費用 弁護士費用 その他特約あり
<資料2:高橋聡さんの家族構成>
(ア)聡さんが、車庫入れを誤り、誘導していた真理子さんを負傷させた。(対人賠償)
(イ)真理子さんが、運転中に運送業者の営業車に追突し、営業車の休車損害が発生した。(対物賠償)
(ウ)祐美さんが、運転中に自損事故により右足を骨折し、入院した。(搭乗者傷害)
(エ)恵輔さんが、高速道路を走行中に急に後輪がパンクし、タイヤの修理費が発生した。(車両)
問13 解答・解説
自動車保険(任意保険)の支払事由に関する問題です。
(ア)は、×。対人賠償保険では、運転者自身・父母・配偶者・子に対する損害に対しては、補償対象外です(対物賠償も同じ)。よって、運転者である聡さんが、妻の真理子さんを負傷させても対人賠償の補償対象外です。
(イ)は、○。対物賠償保険は、自動車事故で他人の車やモノなどに損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険です。よって、真理子さんによる、運送業者への休業損害は、対物賠償保険の支払対象です。
(ウ)は、×。搭乗者傷害保険は、搭乗者(運転者以外含む)が、交通事故で死傷した場合に、過失に関係なく補償される保険です。
ただし、本問の契約では補償の対象となる運転者は「35歳以上で本人・配偶者に限定」とありますので、長女の祐美さんが運転した場合の怪我については補償対象外です。
このように、自動車の任意保険は、運転者の年齢や範囲を限定することで、保険料を調整することができます。
(エ)は、×。車両保険では、盗難または衝突、接触、火災、爆発、台風、洪水などの偶然な事故による契約車両の損害に対して、補償されます。よって、単に走行中にタイヤがパンクした場合の修理費は、車両保険の補償対象外です。
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