問3 2010年9月実技(資産設計)
問3 問題文
下記<資料>の債券を発行日から2年後に額面100万円分取得し、発行日から5年後に売却した場合における所有期間利回り(単利・年率)として、正しいものはどれか。なお、手数料や税金等については考慮しないものとし、計算結果については小数点以下第4位を切り捨てることとする。
<資料>
表面利率:年1.4%
発行価格:額面100円につき101.00円
発行日から2年後の価格:額面100円につき102.00円
売却時の価格:額面100円につき103.00円
1. 1.035%
2. 1.682%
3. 1.699%
4. 1.782%
問3 解答・解説
債券の所有期間利回りに関する問題です。債券の所有期間利回りの計算式は以下の通り。
所有期間利回り={表面利率+(売却価格−購入価格)/所有期間}/購入価格×100(%)
本問では、発行から2年後に購入し、その後発行から5年後の時点まで保有していますので、保有期間は5年−2年=3年間です。
なお、発行価格は101.00円ですが、債券価格は、すべて額面を100円とし、それに対していくらであるという形で表現されます(額面を100円とすると、発行価格101.00円で、購入価格102.00円だった、ということ)。
よって、所有期間3年、表面利率(年率)1.4%の額面100円の債券を、102円で購入した場合の所有期間利回りは、
{1.4%+(売却価格103円−購入価格102円)/3年}/購入価格102円×100(%)
=(1.4+1/3)/102×100
=1.6993≒1.699%(小数点以下第4位切捨て)
従って正解は、3. 1.699% です。
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