問8 2010年9月実技損保顧客資産相談業務
問8 問題文
X社が加入を検討している《設例》の労働災害総合保険に関する以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉のA〜Kのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。なお,保険料支払日は平成23年1月1日とする。
労働災害総合保険は,契約時に平均被用者数や賃金総額の見込額に基づき算出された(
1 )保険料を支払い,保険期間終了後に実際の数値に基づき算出された( 2 )保険料と( 1
)保険料の差額を精算する契約方式が一般的である。
仮に,X社が《設例》の労働災害総合保険に加入し,契約時に( 1
)保険料1,000千円を支払い,保険期間終了時の( 2
)保険料が950千円であった場合の経理処理は,以下のようになる。
<保険期間終了時に保険料を精算した場合の経理処理(仕訳)>
※問題の性質上,明らかにできない部分は□□□千円で示してある。
〈語句群〉
A.50 B.950
C.1,000 D.暫定 E.猶予 F.確定
G.最終 H.仮 I.雑損失
J.保険料積立金 K.雑収入
問8 解答・解説
労働災害総合保険に関する問題です。
労働災害総合保険は、労働災害が起きたとき、企業が従業員に支払う補償金・賠償金を補償する保険で、企業の従業員が業務上の災害で被った身体障害事故が補償対象です。
労働災害総合保険の一般的な契約方式では、契約時に平均被用者数や賃金総額の見込額に基づく暫定保険料を支払い、保険期間終了後に実際の数値に基づいた確定保険料と暫定保険料の差額を精算します。
X社が《設例》の労働災害総合保険に加入し、契約時に暫定保険料1,000千円を支払い、保険期間終了時の確定保険料が950千円であった場合、差額は50千円です。
労働者災害総合保険の保険料は、全額損金算入できますが、暫定保険料>確定保険料の場合、差額は雑収入として益金計上します。
従って正解は、(1)
D.暫定、 (2) F.確定、 (3) K.雑収入、 (4) A.50
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