第3問 2010年9月実技生保顧客資産相談業務
第3問 問題文
次の設例に基づいて,下記の各問(《問7》〜《問9》)に答えなさい。
《設例》
Aさん(64歳)は,X株式会社(以下,X社という)の代表取締役社長である。Aさんは,後継者である長男Bさん(35歳)への事業承継にめどがついたこともあり,今期限りで勇退することを決意している。
社長退任後,AさんはX社の役員等にはとどまらず,完全に勇退しようと考えている。X社は,Aさんに支給する役員退職金の原資として,下記<資料>の生命保険の解約返戻金を活用する予定である。
第3問 資料
<資料>X社が現在加入している生命保険の契約内容
保険の種類 :
定期保険特約付終身保険(その他の特約付加なし)
契約年月日 : 昭和63年6月1日
契約形態
: 契約者(=保険料負担者)・死亡保険金受取人=X社
被保険者=Aさん
終身保険の保険金額(保険料払込満了年齢): 10,000千円(70歳)
定期保険特約の保険金額(特約保障期間) :
40,000千円(10年更新)
年払保険料 :
終身保険部分230千円,定期保険特約部分520千円
現時点の解約返戻金額 : 4,700千円
注:
現在までにX社が支払った保険料は,終身保険部分5,290千円,定期保険部分7,000千円である。
※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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