問44 2010年9月学科
問44 問題文択一問題
借地借家法の定期借地権(借地借家法第22条)および事業用定期借地権等(同法第23条)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問においては、借地借家法第22条の定期借地権のことを「一般定期借地権」という。
1.一般定期借地権の設定を目的とする契約は、公正証書等の書面によって締結しなければならない。
2.一般定期借地権は、もっぱら居住の用に供する建物の所有を目的とするもので、事業の用に供する建物の所有を目的として設定することはできない。
3.事業用定期借地権等の設定を目的とする契約は、公正証書によって締結しなければならない。
4.事業用定期借地権等は、もっぱら事業の用に供する建物の所有を目的とするもので、居住の用に供する建物の所有を目的として設定することはできない。
問44 解答・解説
定期借地権に関する問題です。
1.は、正しいです。一般定期借地権の契約は、書面(公正証書でなくても可)で締結する必要があります。
2.は、誤り。一般定期借地権は、利用目的に関する規定はないため、居住用・事業用どちらも設定可能です(建物譲渡特約付借地権も同様)。
3.は、正しいです。事業用定期借地権は、契約は書面(公正証書)によって行う必要があるほか、存続期間10年以上50年未満で、利用目的は事業用限定です。
4.は、正しいです。事業用定期借地権は、事業目的の建物に限定され、居住用建物では設定できません。
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