第5問 2023年9月実技損保顧客資産相談業務
第5問 設例
Aさん(70歳)は、X市内の自宅で妻Bさん(69歳)との2人暮らしである。Aさんには、2人の子がいる。長男Cさん(45歳)は、X市内の企業に勤務している。また、二男Dさん(42歳)は他県にある上場企業に勤務しており、将来的にX市に戻る予定はない。
Aさんは、父親から相続した青空駐車場を保有しているが、収益性が低く、固定資産税等の税金を控除すると、利益がほとんど出ない。先日、不動産会社のY社長から、賃貸アパートを建築して、土地を有効活用しないかと提案を受け、Aさんは賃貸アパートを建築することを検討している。
第5問 資料
<Aさんの家族構成(推定相続人)>
妻Bさん(69歳) : 専業主婦。Aさんと自宅で同居している。
長男Cさん(45歳) : 会社員。妻と子2人の4人で賃貸マンションに住んでいる。
二男Dさん(42歳) : 会社員。妻と2人で他県の持家に住んでいる。
<Aさんの主な所有財産(相続税評価額、下記の生命保険を除く)>
現預金 : 8,000万円
上場株式 : 3,000万円
自宅敷地(300u) : 1億円(注)
自宅建物 : 1,000万円
青空駐車場(300u) : 6,000万円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
<Aさんが加入している一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者 : Aさん
死亡保険金受取人 : 妻Bさん
死亡保険金額 : 2,500万円
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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