問2 2023年9月実技中小事業主資産相談業務
問2 問題文
Mさんは、Aさんに対して、確定拠出年金の企業型年金(以下、「企業型年金」という)について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)「企業型年金は、従業員だけでなく役員も加入することができ、原則として、70歳に達するまで加入可能です」
(2)「企業型年金の加入者に係る事業主掛金には拠出限度額が定められており、]社のように企業年金制度がない企業の拠出限度額は、月額6万円とされています」
(3)「事業主が拠出した企業型年金の掛金は全額を損金の額に算入することができ、加入者が拠出した企業型年金の掛金は、所得税における小規模企業共済等掛金控除の対象となります」
問2 解答・解説
確定拠出年金に関する問題です。
(1)は、○。確定拠出年金の企業型は、70歳未満の厚生年金の被保険者であれば、役職に関わらず加入可能です。
(2)は、×。確定拠出年金の企業型の拠出限度額は、企業年金が無い会社では月額55,000円(年額66万円)、企業年金を併用している会社では月額27,500円(年額33万円)となります。なお、企業型年金の掛金は、事業主だけでなく従業員個人も掛金を拠出できるマッチング拠出も可能となっておりますが、加入者自身の拠出額は企業の掛金以下、加入者掛金と事業主掛金の合計は拠出限度額までとされています。
(3)は、○。企業型年金の掛金は、事業主だけでなく従業員個人も掛金を拠出できるマッチング拠出も可能となっており、事業主が拠出した掛金は全額損金算入でき、加入者(従業員)が拠出した掛金は、小規模企業共済等掛金控除として全額所得控除できます(いずれも限度額まで)。
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