問20 2023年5月学科
問20 問題文択一問題
損害保険を利用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、契約者(=保険料負担者)は会社員の個人であるものとする。
1.国内旅行中の食事が原因で細菌性食中毒を発症するリスクに備えて、国内旅行傷害保険を契約した。
2.同居の子が自転車で通学中に他人に接触してケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、火災保険の加入時に個人賠償責任補償特約を付帯した。
3.地震により発生した火災で自宅建物が焼失するリスクに備えて、住宅建物を保険の対象とする火災保険に地震保険を付帯して契約した。
4.自宅の車庫に保管している自動車が火災で損害を被るリスクに備えて、家財を保険の対象とする火災保険を契約した。
問20 解答・解説
損害保険による個人のリスク管理に関する問題です。
1.は、適切。国内旅行傷害保険は、国内旅行中の怪我のほか、細菌性食中毒やウイルス性食中毒も補償対象です。ただし、地震・噴火またはそれらによる津波による傷害は補償対象外です。
2.は、適切。個人賠償特約や個人賠償責任補償特約は、日常生活における偶発的な事故による賠償責任を補償(自転車も補償対象)するもので、補償対象は本人・配偶者・その他の親族ですので、本人や子どもの自転車による賠償リスクへの備えとして有効です。
3.は、適切。地震保険は、単独では加入できず、火災保険等に付帯して加入する必要があり、地震、噴火、地震・噴火による津波による損害が補償対象です。
4.は、不適切。火災保険では、自宅の車庫は補償対象ですが、自動車は補償対象外です(自動車の損害は車両保険の補償対象)。
よって正解は、4.
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