問24 2023年1月実技資産設計提案業務
問24 問題文
山根家の両親が考えている進学プランは下記のとおりである。下記<条件>および<資料>のデータに基づいて、山根家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る教育費の予測数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせずに計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
<条件>
[山根家の進学プラン]
貴典:公立小学校 → 私立中学校 → 私立高等学校 → 国立大学
桃乃:公立小学校 → 公立中学校 → 私立高等学校 → 私立大学
[計算に際しての留意点]
・ 教育費の数値は、下記<資料:小学校・中学校の学習費総額>を使用して計算すること。
・ 下記<資料>の結果を2022年とし、変動率を1%として計算すること。
<資料:小学校・中学校の学習費総額(1人当たりの年間平均額)>
●小学校
公立:321,281円
私立:1,598,691円
●中学校
公立:488,397円
私立:1,406,433円
(出所:文部科学省「子供の学習費調査(結果の概要)」)
問24 解答・解説
複利計算に関する問題です。
(イ)は、2年後の教育費で、資料の教育費に、変動率2%で2年間の増加分を加えた金額です。
つまり、資料の教育費より年利2%で2年間の複利計算した金額ということですね。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
2年後、長男は私立中学校、長女は公立小学校に在学中ですから、
2年後の長男の教育費=1,406,433円×(1+1÷100)2乗
=1,434,702.3033円
2年後の長女の教育費=321,281円×(1+1÷100)2乗
=327,738.7481円
よって、2年後の教育費=長男の教育費+長女の教育費
=1,434,702.3033円+327,738.7481円
=1,762,441.0514円→176万円(万円未満四捨五入)
従って(イ)は、176(万円)
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