問6 2023年1月実技個人資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

次の(1)、(2)を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。なお、計算にあたっては税金等を考慮せず、〈答〉は、%表示の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。

(1)AさんがX社債を《設例》の条件で購入した場合の最終利回り(年率・単利)を求めなさい。

(2)Aさんが《設例》の条件で円貨を米ドルに換えて米ドル建定期預金に30,000米ドルを預け入れ、満期を迎えた際の円ベースでの運用利回り(年率・単利)を求めなさい。なお、満期時の適用為替レート(TTB・米ドル/円)は、133.00円とする。

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問6 解答・解説

債券・外貨預金の利回りに関する問題です。

(1)最終利回りとは、既発債を償還期限まで保有していた場合の利回りですが、単利の利回りの計算式は、
利回り(%)=(1年間の収益合計/投資金額)×100 です。
※1年間の収益=1年分の利子+1年当たりの差益

1年分の利子  :額面100円×0.80%=0.80円
1年当たりの差益:(償還価格100.00円−購入価格101.80円)/所有期間4年=−0.45円
1年間の収益合計:利子0.80円+差益−0.45円=0.35円
利回り(%)=(収益合計0.35円/投資金額101.80円)×100=0.343…% →0.34%(小数点以下第3位四捨五入)

(2)3万米ドルの定期預金をしたわけですから、預入時のレートTTS1米ドル132.75円から、投資した円は、3万米ドル×132.75円=3,982,500円。
また、利息は年率1.00%で、1年満期ですから、満期の利息は年利と同じです。
よって、1年分の利息=30,000米ドル×1.00%×1年=300米ドル です。
満期時のレートTTB1米ドル133.00円なので、3万300米ドルを円換算すると、133.00円×30,300米ドル=4,029,900円
当初元本3,982,500円が満期で4,029,900円に増えましたね。
4,029,900円−3,982,500円=47,400円 ←これが利益額。

元本に対する割合は、47,400円÷3,982,500円×100=1.190…%→1.19%(小数点以下第3位四捨五入)

なお、顧客が円を外貨に換える際の為替レートはTTSで、顧客が外貨を円に換える際の為替レートがTTBです。
TTS…「顧客が円売り」もしくは「銀行が外貨売り」ですので、「売り」=Sell
TTB…「顧客が円買い」もしくは「銀行が外貨買い」ですので、「買い」=Buy

以上により正解は、(1)0.34(%) (2)1.19(%)

問5             第3問

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