問34 2023年1月学科
問34 問題文択一問題
所得税における医療費控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.医療費はその年中に実際に支払った金額が医療費控除の対象となり、未払いとなっている医療費は実際に支払われるまで医療費控除の対象とならない。
2.入院に際し必要となる寝巻きや洗面具などの身の回り品の購入費用は、医療費控除の対象となる。
3.自家用車で通院した際に支払ったガソリン代や駐車場代は、医療費控除の対象となる。
4.給与所得者は、年末調整により医療費控除の適用を受けることができる。
問34 解答・解説
医療費控除に関する問題です。
1.は、適切。医療費控除の対象は、その年に実際に支払った金額で、年末時点での未払い分は対象外です。
2.は、不適切。入院時に病院から提供された食事費用は医療費控除の対象ですが、入院の際に必要となる寝具や洗面器といった身の回り品の購入費用や、自己都合で選択した差額ベッド代は、医療費控除の対象外です。
3.は、不適切。医療機関への交通費は、原則として公共交通機関を利用した場合に医療費控除の対象となりますが、緊急時であればタクシーも対象となります。
よって、自家用車で通院したときのガソリン代や駐車場代は、医療費控除の対象外です。
4.は、不適切。医療費控除や寄附金控除、雑損控除は年末調整されないため、給与等から源泉徴収された税額の還付を受けるには、給与所得者でも確定申告が必要です。
よって正解は、1.
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