問22 2023年1月学科
問22 問題文択一問題
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.レバレッジ型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。
2.インバース型ETFは、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるETFである。
3.リンク債型ETFは、所定の指標に連動した投資成果を目的とする債券(リンク債)に投資することにより、ETFの一口当たり純資産額の変動率を対象指標の変動率に一致させる運用手法を採用するETFである。
4.ETFの分配金には、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)があり、税法上、普通分配金は課税対象となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税となる。
問22 解答・解説
ETF(上場投資信託)に関する問題です。
1.は、適切。ETF(上場投資信託)のうち、レバレッジ型は日経平均やTOPIX等の「指標の日々の変動率×プラス倍数」として算出される指数に連動します。
2.は、適切。ETF(上場投資信託)のうち、インバース型は「指標の日々の変動率×マイナス倍数」として算出される指数に連動します。
3.は、適切。リンク債型ETFは、株価指数等の指標に連動した投資成果を目指す債券(リンク債)に投資するETFで、ETFの1口当たり純資産額の変動率を対象とする指標の変動率に一致させることが可能です。
通常のETFでは、売買のタイミングや偏りなど様々な条件により、対象とする指標の変動率からかい離(トラッキングエラー)が発生することがありますが、リンク債型ETFではトラッキングエラーが発生しにくい反面、リンク債の発行者の信用リスクが存在します。
4.は、不適切。ETF(上場投資信託)の分配金は、株式の配当金と同様に、分配金全額が課税対象です。
これに対し、投資信託の分配金には普通分配金と元本払戻金(特別分配金)があり、利益が出た分の普通分配金は課税対象となりますが、投信の価格が元本を下回ったときの分配金(元本払戻金(特別分配金))は、元本の取り崩しに相当するため、利益が出ているわけではないとして非課税となります。
よって正解は、4.
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