問3 2023年1月学科
問3 問題文択一問題
公的医療保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の一般保険料率は、都道府県ごとに算定され、保険料は、原則として、労使で折半して負担する。
2.自営業者や農林漁業従事者などが被保険者となる国民健康保険は、国が保険者として運営している。
3.退職により健康保険の被保険者資格を喪失した者が、健康保険の任意継続被保険者になるためには、資格喪失日の前日まで継続して1年以上の被保険者期間がなければならない。
4.健康保険や国民健康保険の被保険者は、原則として、70歳に達したときに、その被保険者資格を喪失して後期高齢者医療制度の被保険者となる。
問3 解答・解説
健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度に関する問題です。
1.は、適切。全国健康保険協会(協会けんぽ)の介護保険料率は、全国一律(40歳以上65歳未満の第2号被保険者の場合)ですが、健康保険料率は、都道府県ごとに定められており、都道府県によって料率が異なります。なお、健康保険・厚生年金の保険料負担は、原則として労使折半ですので、保険料の半分は会社に負担してもらえます。
2.は、不適切。国民健康保険の保険者には、市町村(特別区を含む)が保険者になるものと、国民健康保険組合が保険者になるものがあります。
国民健康保険組合とは、同業種の自営業者等を組合員とするもので、一般に国民健康保険よりも保障が充実しています。
3.は、不適切。健康保険の被保険者は、退職しても、資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できます。
4.は、不適切。健康保険や国民健康保険の被保険者が75歳になると、健康保険や国民健康保険の被保険者資格を喪失し、後期高齢者医療制度の被保険者となります。
よって正解は、1.
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