問7 2022年9月実技損保顧客資産相談業務

問7 問題文と解答・解説

問7 問題文

仮に、X社がAさんに役員退職金5,000万円を支給した場合、Aさんが受け取る役員退職金について、次の(1)、(2)を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は万円単位とすること。なお、Aさんの役員在任期間(勤続年数)を27年6カ月とし、これ以外に退職手当等の収入はなく、障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。

(1)退職所得控除額
(2)退職所得の金額

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問7 解答・解説

退職所得に関する問題です。

退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられますので、27年6ヶ月のAさんは、28年とされます。

よって問題文での退職所得の計算式は、
=[5,000万円−{40万円×20年+70万円×(28年−20年)}]×1/2
={5,000万円−(800万円+560万円)}×1/2
=(5,000万円−1,360万円)×1/2
=1,820万円

以上により正解は、(1) 1,360(万円) (2)1,820(万円)

※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。

第3問             問8

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