問7 2022年9月学科
問7 問題文択一問題
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.確定年金では、年金受取開始日前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた年金受取総額と同額の死亡給付金を受け取ることができる。
2.変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や死亡給付金額は変動するが、解約返戻金額は変動しない。
3.夫婦年金では、夫婦が共に生存している場合に年金を受け取ることができ、夫婦のいずれか一方が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。
4.終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が女性の方が男性よりも高くなる。
問7 解答・解説
個人年金に関する問題です。
1.は、不適切。確定年金は、年金支払期間中、被保険者の生死に関係なく年金が支払われますので、年金支払開始前に被保険者が死亡した場合は、既払込保険料相当額が死亡給付金として、払い戻されます。
2.は、不適切。変額個人年金保険は、株式や債券などで運用される保険料の運用実績によって年金額や解約返戻金額などが増減しますが、死亡給付金は払込保険料相当額が最低保証されます(運用実績によってはより高額になる場合もあります)。
3.は、不適切。夫婦年金は、夫婦のいずれか一方が生存している限り、年金を受け取ることができます。
4.は、適切。終身年金は、被保険者が生存している限り年金が支払われますので、年齢や年金額といった契約内容が同じの場合、男性より平均余命が長い女性の方が、死亡するまでに多くの年金をもらえる可能性が高いため、個人年金の保険料も男性より高くなります。
よって正解は、4.
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