問59 2022年5月学科

問59 問題文と解答・解説

問59 問題文択一問題

普通住宅地区に所在している下記<資料>の宅地の相続税評価額(自用地評価額)として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。

<資料>

宅地の面積  :90u
公道の路線価 :1,000千円
奥行価格補正率:奥行距離14m以上16m未満   1.00
間口狭小補正率:間口距離6m以上8m未満     0.97
奥行長大補正率:奥行距離/間口距離=2以上3未満 0.98

1. 85,554千円

2. 87,300千円

3. 88,200千円

4. 90,000千円

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問59 解答・解説

宅地の相続税評価額に関する問題です。

まず、奥行価格補正率とは、奥行が極端に短かったり長かったりする場合は宅地の利用が難しくなることから、評価額を調整するために定められています。
また、間口狭小補正率や奥行長大補正率は、間口が狭さや奥行が長大すぎることによる使い勝手の悪さを考慮して、評価額を調整するために定められています。
いずれの補正率も、補正前の自用地価額(路線価×敷地面積)に乗じることで、補正後の評価額を算出します。

資料では、資料の宅地の奥行は15mですので、奥行価格補正率は「14m以上16m未満 1.00」で、間口は6mで間口狭小補正率は「6m以上8m未満 0.97」です。
また、奥行長大補正率に関しては、奥行距離/間口距離=15m/6m=2.50ですので、「2以上3未満 0.98」となります。

従って、これらの補正率が適用され、自用地価格の計算は以下の通りとなります。
宅地の自用地価額=路線価×敷地面積×奥行価格補正率×間口狭小補正率×奥行長大補正率
        =1,000千円×90u×1.00×0.97×0.98
        =85,554?千円

よって正解は、1.

問58             問60

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