2級FP過去問解説　問24　2022年5月学科

年１回複利の割引率を年率０.３％とした場合、５年後の１００万円の現在価値として、最も適切なものはどれか。なお、計算過程では端数処理を行わず、計算結果は円未満を切り捨てること。

１．９８４,９０９円

２．９８５,０００円

３．９８５,１３４円

４．９８５,２２１円

複利計算に関する問題です。

割引率は、将来価値を現在価値に換算するときに用いる利率ですので、問題文の「年１回複利ベースの割引率を年率０.３％として、5年後の100万円の現在価値」とは、「○○円を5年間年利0.2％で複利運用した成果＝100万円」であれば、「5年後の100万円を"割引率0.3％で現在から見た実質価値”＝○○円」といえます。

複利計算の計算式は、元金×(1＋利率÷100)Ｎ乗　です（Ｎ＝投資期間）。

よって、5年後の100万円の現在価値をＸ円とすると、計算式は以下の通りとなります。
Ｘ円×(1＋0.3÷100)5乗＝100万円
Ｘ円＝100万円÷1.015090270405243
　　＝985,134.0606395344≒985,134円（円未満切捨て）

よって正解は、３．

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