問23 2022年5月学科
問23 問題文択一問題
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.ETFは、非上場の投資信託と異なり、運用管理費用(信託報酬)は発生しない。
2.ETFは、支払われる分配金が自動で再投資されるため、投資の複利効果を得ることができる。
3.ETFには、つみたてNISAの対象となっているものがある。
4.ETFには、株価指数に連動するものはあるが、REIT指数や商品指数に連動するものはない。
問23 解答・解説
ETF(上場投資信託)の取引に関する問題です。
1.は、不適切。ETF(上場投資信託)は、投資家による投信の申込や解約・売却が運用会社による株式の売買に直接影響せず、受益証券を投資家間で売買する形式であるため、売買時の委託手数料が発生し、また他の非上場の投信よりも低いものの運用管理費用(信託報酬)も発生します(非上場の投信では投資家が申込や解約・売却するたびに現物の株式の売買が必要となり、そのためのコストが信託報酬に反映されています)。
2.は、不適切。ETF(上場投資信託)の分配金は、株式の配当金と同様に、自動では再投資されないため、複利効果を得るなら分配金を受け取るたびに、売買時の委託手数料や購入の手間を負担しながら投資家自身が再投資することが必要です。
これに対し、再投資型の投資信託の場合は、購入手数料の負担なく分配金が自動で再投資されるため、投資効率が高めて複利効果を得ることが可能です。
3.は、適切。つみたてNISAは、一定の要件を満たす株式投信・ETFが対象です。
4.は、不適切。ETF(上場投資信託)は、TOPIXや日経225等の株価指数に連動するもの以外にも、原油や金、農産物等の商品価格・指数や、外国株の株価指数、債券、REIT(不動産投資信託)等の指標に連動するものがあります。
よって正解は、3.
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