第5問 2021年9月実技損保顧客資産相談業務
第5問 設例
Aさん(75歳)は、妻Bさん(72歳)および長男Cさん(45歳)と3人でX市内の自宅で暮らしている。長男Cさんは、X市内の企業に勤務している。また、二男Dさん(42歳)および三男Eさん(40歳)は、他県で暮らしており、X市に戻る予定はない。
Aさんは、現在、青空駐車場を保有しているが、青空駐車場として使用している土地に賃貸物件を建築することが相続対策になるとの話を聞き、賃貸マンションを建築することを検討している。また、Aさんは、将来的には自宅および青空駐車場(賃貸マンション)等の財産を長男Cさんに承継してもらいたいと考えているが、自身の相続が起こった際に3人の子が遺産分割でもめるのではないかと心配している。
第5問 資料
<親族関係図>
<Aさんの主な所有財産(相続税評価額、下記の生命保険を除く)>
1.現預金:1億円
2.自宅
(1)敷地(300u):6,000万円(注)
(2)建物:1,000万円
3.青空駐車場(330u):6,000万円(年間収入180万円)
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
<Aさんが加入している一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん
死亡保険金受取人:妻Bさん
死亡保険金額 :3,000万円
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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